KABA.ちゃんが体も戸籍も女性になったみたいだから、同性愛について語ってみた
9月25日の「ザ・ノンフィクション」にKABA.ちゃんが出演します。
みなさんもご存じの通り、ここ数年KABA.ちゃんは様々な手術を受け、この度、戸籍上も男性から女性になりました。
これまで男性として、幼い頃からずっと違和感を持って生きてきたKABA.ちゃんは、性別適合手術を受け、戸籍を変える事で、これからは「女性」として生きていくことになります。
現在47歳のKABA.ちゃん。ここから新しい人生が始まります。
「性同一性障害」、「LGBT」などの言葉が認知されるようになってきたのって、ホントにここ数年だと思います。
いわゆる「オカマキャラ」も、ここ数年は大人気となりテレビで見かける機会が多くなってきたことで、一般人にも当たり前の様に受け入れられている様に見えます。
でも、あくまで「オカマキャラ」として受け入れているだけのようにも感じます。
「オカマキャラ」って、女性にズケズケと物を言えて、男性にはすぐ色目を使ったりボディタッチをするというような、イメージがありますけど、
実際に同性愛者の男性が全員そんな性格なわけではないはずです。
彼らだってそれぞれの性格があるから、ホントはすごく穏やかだったり、男性に対しても奥手だったりする方もいるはずですよね。
でも、「オカマキャラ」の方が世間に受け入れられやすいというイメージがあるから、あえて演じている人も少なくないと思います。
そして、いわゆる「オカマ」とされてる人達はたくさん見てきましたが、女性同士の恋愛や、女性が男性として生きるという選択をされた方々は、未だにメジャーな人っていませんよね。
まぁ、そういうタレントさんがいないというだけなんですけど、という事は見る機会も話を聞く機会も少ないので、まだまだ認知は足りていないんじゃないかなって思います。
これは世界中で色んな運動がされていたりする事なので、そう簡単な問題ではないんですけど、美輪明宏さんが若かりし頃は、歩いているだけで周りの人から石を投げられたり、「化け物!」と呼ばれる事もあったそうです。
それから数十年、ここまで来ました。もちろん未だに嫌悪感がある人や、受け入れられないと思っている人はいると思いますが、昔よりは確実に良くなっていると思います。
それはもう、性の対象が異性ではないという事だけに限らない話だと思います。
ただただ、自分と違う考えの人を受け入れられないという問題なんだと思います。
でも、ちょっと考えてみてください。確かに日本は島国だから閉鎖的な考えになりがちと言われていますけど、
クリスマスも楽しんで、お正月は初詣に行って、結婚式は教会で挙げるけど、お葬式はお寺でやりますよね。
宗教って他の国では戦争の原因となるほどの事なんですが、現代の日本で宗教戦争って有りえないですよね。キリスト教信者じゃないのに教会で結婚式あげるのって日本人くらいなんだそうですよ。
なので、もしかしたら日本こそLGBTが世界一受け入れられやすい国になれる可能性があるんじゃないかなって思います。
だって、神様に対しては色んな神様がいるよね、って受け入れられてるんだから、それに比べたら、いろんな恋愛の形があるよね、って大した事じゃないと思うんですけど。
大事なのは、自分の考えと違う相手と出会った時に、相手の考えを否定しない事だけだと思います。
それは、ただ違うだけであって、間違ってるわけじゃないんだから。
異性が好きな人に「同姓が好きじゃないとかマジ気持ち悪いんですけど」って言ったところで、同姓を好きになれるようになりますか?
あなたが男性だとして、今から女性になれと言われてなれますか?
絶対できないですよね?
でも、同性愛者の人はそういう事を何万回と言われてきてるんですよね。
だから、同性愛や性別を変える事を受け入れられなかったとしても、そういう事を言うのをやめませんか。
自分に絶対できない事を相手に求めるのって理不尽ですからね。
・・・
すっげー真面目に語ってしまったけど、つまりは・・・
KABA.ちゃんにはこれからは女性として堂々と生きていってほしい!
という事でした。
んじゃまたぁ~